美そあみか -bisoamika-

子どもの育脳・愛着形成にもよい折り紙

折り紙は脳トレにいい…と漠然と思っている方が多いと思います。

今日は、子どもの脳にとって、どんな風に折り紙が有効かを

お伝えしていきたいと思います。

 

<目 次>

1:折り紙で育脳

2:折れた!という達成感が「非認知能力」のアップに!

3:親子のコミュニケーションにも

 

【折り紙で育脳】

折り紙を折っている時って、手元に集中しますよね。

 

折り紙に集中する女の子

 

その時、脳のなかでは様々な部分が活動しています。

 

折り紙で使う脳の主な部分

 

1:手本や折り図を見て情報を蓄え、過去の記憶を思い出す 側頭葉

2:過去の記憶と照合するために、他の脳と連携する 後頭葉

3:折り紙の形や折る向き、間隔などを把握する 頭頂葉

4:記憶や感情をコントロールして、体に動きを指示する 前頭葉

 

また、折り図を見ながら同時に手を動かすことは、

情報を一時的に記憶しながらアウトプットする(ワーキングメモリ)という、

生活に非常に重要な能力を使っています。

 

なお、前頭葉が育つということは、同じ部位で管轄している

「感情をコントロールする力」も一緒に育っていくということです。

 

【折れた!という達成感が「非認知能力」のアップに!】

小さなことですが、折り紙ができあがると

「折れた!」と気分が上がりますよね。

 

折り紙折れた!

 

もちろん、一回ではできないこともありますが

かんたんな作品から、徐々に難しいものに挑戦していくことが

容易にできるのが折り紙のよいところです。

 

そして、「できた!」という気持ちが自信となり、

根気よく続ける力などの

「人間力の基盤」「自己肯定感」の形成に繋がると考えられます。

 

また、昨日と今日の自分の成長を実感しやすいですし、

ご両親もそれを見つけやすいのが折り紙です。

他の子と比べたり、技術を褒めたりするのではなく

その子の成長がわかりやすく、褒めやすいのです。

※非認知能力
学力やIQといった数値で測れるものではなく、

協調性やコミュニケーション力など数値では測りにくい能力全般のこと。

【親子のコミュニケーションにも】
親子で一緒に折ることで、愛着形成も可能です。

母娘一緒に折り紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折り紙が得意じゃないご両親でも、

一緒に「わからないね」と悩んだりしながら、楽しむだけで十分です。

親が楽しんでいれば、子どもは興味をもち、熱中します。

 

また、同じ動作を一緒に行うことで

自分と似ている行動をしている人に、

無意識に親近感を抱くミラーリング効果も期待できます。

 

【まとめ】

様々な育脳効果のある折り紙。

難しいことを考えずに、子どもと一緒に楽しむだけで

子どもの脳が活性化して、親子間の信頼関係も築くことができるツールです。

細かい指先の作業なので「巧緻運動」の力も鍛えられ、集中力もつくと考えられます。

なお、手先が器用な子は知能も高い傾向があるので、
一番効果的な子供の時期にたくさん手指を使う折り紙はお勧めです。

 

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